>>542 どうなんでしょうねぇ? 朝鮮語でも n と r の区別はありますし、かと思えば par@r (海) を「波珍」と書いた例もあります。 音声学的には n と r は性質が似ているので、しばしば同じ振る舞いをすることがありますし、 朝鮮語でも漢字音の l を r で写しているものの、語頭では頭音規則により n と発音しています。 しかしだからといって,当該の音は語頭ではなく語中の r 音であり,それを n と混同することは、 現代ならともかく、古代ではあまり考えられることではありません。 むしろ漢字音で日本語を表記する際の、日本人あるいは渡来人(百済系?)の感覚が 表出しているのでしょうが、それとてないものであるものを表記するという制約の中で 生まれた工夫であって、そこにあまり強く意味を読むことができるとは考えにくいと思います。
>>543 いろいろな工夫は見たことありますね。 東国正韻や四声通解では中国語の語末の u を表すのに、中国語の微母(この頃の発音は v と w の 中間ぐらいのものだったと考えられている)を表すために作った、□と○を重ねたのを使っています。 それよりも時代が下った時期に作られた清語老乞大では、東国正韻式の精密漢字音表記は 廃れていたのでしょう。 左右の足の長さで歯頭音(ts系列)と正歯音(ch系列、そり舌音と口蓋化音の両方を含む)を 区別するのは,漢字音資料にはたくさん出てきますね。 あとは訓民正音にも「半舌音には軽重の2つがあるが、区別するときには軽の方に○をつけて表記する」 という記述があります。おそらく語頭・語中の r と語末・2重子音に出る l の違いと同じようなものが 中期朝鮮語にもあったのでしょうが,それに気づいていた制作者たちが「もし区別するなら」として 用意した記述でしょう。
>>546 英語などの外国語の音訳をみていると、語中の l と r は己己と己で表記し分けてますね。 語末だと l は己、r は英語で出てこないからいいけれどフランス語などの場合は己の下に― (rщ)で表記してます。しかし語頭では区別できません。 中国語の発音指導や、外国語で使うときには、古い文字を復活させるとか、 組み合わせを使うとかして案配しないと、とても使い物にならないでしょう。 電波なヤシはハングルで世界中の音声すべて書けると豪語してますが、馬鹿言っちゃ逝けない。 あくまで韓国語の表記に適するように文字を用意してあるんだから、書けない音声はいくらでもある。